TOP > トピックス > 美濃太田・坂祝⇔名古屋 普通列車だけ使って行き来するなら！？
東海地方の大都市・名古屋。高山本線沿線からも出張やレジャー、ショッピングなどで多くの人が行き来するわけですが・・・
高山本線からの直通列車は、特急ワイドビューひだを除いて現在は無く、途中駅での乗り換えが必要になります。
そのうち、美濃太田駅（及び坂祝駅）から名古屋へ向かう場合、大きく分けて、２通りのルートが存在します（実際には他にもありますが・・・）。
今回は、その2通りのルートをいろんな角度から（！？）比較してみたいと思います。
【1】 美濃太田・坂祝 ⇔ 名古屋を往来する２大ルート
【2】 運賃は？
【3】 所要時間は？
【4】 結論
◆美濃太田・坂祝 ⇔ 名古屋を往来する２大ルート
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| 美濃太田駅・坂祝駅から名古屋市中心部（名古屋・金山方面）へ向かうには、普通列車だけでの直通列車は先述の通り、ありません。 このため、途中駅での乗換が必要となりますが・・・ 大きく分けると、図の２つのパターンがあります。（※実際には他にもパターンはありますが、主要な２つを抜粋してご紹介します）。 ＜パターン１ 高山本線 ■ →東海道本線 ■＞ JR線のみを利用するルートで、高山本線の上り列車で終点・岐阜駅まで向かい、岐阜駅から東海道本線に乗り換えるルートです。 ＜パターン２ 高山本線 ■ →犬山線 ■＞ 鵜沼駅まで高山本線を利用した後、名鉄の新鵜沼駅から犬山線に乗り換えるルートです。 （※鵜沼駅と新鵜沼駅は隣接しており、概ね徒歩5～7分程度で乗換できます。） |
◆運賃は？
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| 鵜沼駅で乗り換えるパターン２の場合、JR・名鉄それぞれの初乗り運賃が加算されるのですが・・・意外にも（！？）鵜沼経由のルートのほうが安く乗れます。 因みに名鉄犬山線の新鵜沼駅～名鉄名古屋駅までの運賃は￥600。 また、新鵜沼駅から名鉄特急の特別車（ミュースカイ または 特急の1・2号車）を利用した場合・・・ 美濃太田駅からは￥1170、坂祝駅からは￥1150で利用できます。 |
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◆所要時間は？
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| 上り列車の場合はこの通り。何れも時間的に接続しているのは同一種別（岐阜駅の場合は快速、鵜沼駅の場合は急行）です。名鉄犬山線の急行は待避なども無く、名古屋まで先着します。JR東海道本線の快速も同様です。 鵜沼経由の場合、急行は新鵜沼駅始発ですのでほぼ100％座れます。一方、岐阜経由の場合、快速は大垣駅からやってくる列車であるため、座れない可能性も大いにあります・・・。 |
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| こちらは下り列車の場合。東海道本線経由の場合、名古屋駅を毎時15分・45分に発車する快速列車（この時間帯の場合は、新快速）が高山本線の普通列車に乗り継げる列車になります。 一方、名鉄犬山線経由の場合、毎時2本運行されている快速特急が主な乗り継げる列車ですが、場合によっては6～7分後に発車する急行から乗り継げる場合もあり、この場合は坂祝駅まで50分、美濃太田駅まで1時間未満で到着できます。 座れるか否かについてはこちらの場合、岐阜駅からの高山本線は始発駅なのですが、数駅のみの利用客も比較的多い上に2両編成であることから、確実に座れるとは言い難い状況です。もちろん、鵜沼駅からの場合は（この列車の）途中駅ですので同様です・・・。 |
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| 【所要時間をまとめてみると・・・】 運賃面では名鉄のほうが有利でしたが、所要時間の面でも見ても、やはり名鉄犬山線経由が優勢でした。 と言っても、いずれも乗換が必要になる上に時間差もごくわずか数分。名古屋駅で降車するならまだしも、そこから乗り継ぎする路線やルートによっては、時間の面では互角なのかも・・・。 ただし、遅延時の場合、JR→名鉄の場合は接続を取ることは無いのに対し、JR同士（岐阜経由）であれば、場合によっては接続待ちをしてくれる場合も・・・。単線ゆえに反対列車の遅れが原因で、乗車する列車が遅れることも珍しくない高山本線・・・数分の遅れは宿命なのかもしれません・・・。 |
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◆結論
| というわけで・・・比較してきましたが・・・ 運賃、時刻ともに・・・ 普通列車のみ利用の場合は、 鵜沼駅乗り換えの名鉄犬山線経由 のほうが名古屋への往来では、優勢のようです。 ただし、名鉄は私鉄ですので、青春18きっぷでは当然利用できません。 なので・・・ 地元の利用客は鵜沼経由、遠方の18きっぱーは岐阜経由のほうがお値打ちに。 そして、この2つのルートは何れかが運転見合わせになった場合の迂回路にもなりますので、ご参考までにぜひ・・・。 |